S3最終53位 陰湿カビミミ
初めましてかそくガブと申します。
剣盾S3で使用した構築を紹介します。
*コンセプト
・初手の出し負けがケアできる程度の最低限のサイクル要素
・カビゴンの欠伸から攻め駒を通す、あるいはダイマックスエースで数的有利をとった後にカビミミで詰める
*個体解説
@食べ残し
腕白 厚い脂肪
263(220)-130-128(252)-*-135(36)-50
のしかかり ヘビーボンバー 欠伸 守る
*H=B+D調整
構築の軸。クッションや対面駒、欠伸による対面操作など様々な役割をこなす。攻撃技はタイプ一致かつ命中安定ののしかかり、皮ダメ込みでミミッキュをワンパンできるヘビーボンバーを採用。
撃ち合い性能の高いポケモンの欠伸はラムの実を持った積みポケモンに対して、ダイマックスを切ることで無理矢理切り返す択を作ることが出来るので非常に有用だと感じた。
@命の珠
陽気 化けの皮
131(4)-142(252)-100-*-125-162(252)
じゃれつく ゴーストダイブ 影打ち 剣の舞
構築の軸。ストッパーや対面駒、崩しなど様々な役割をこなす。基本はダイマックスを切らずに立ち回るが、カビゴンの欠伸で相手の選出がミミッキュより遅いポケモンで固められていると確認できた場合は、このポケモンにダイマックスを切った方が試合展開が安定する。アーマーガアやナットレイがいる構築に対しては選出を控えることが多かった。
持ち物は今期非常に多くマッチングしたカビゴンや化石竜に対してじゃれつくの火力が欲しい場面が多いので命の珠を持たせた。
@ピントレンズ
控えめ 強運
174(108)-49-116(4)-188(244)-136(4)-119(148)
*陽気珠ギャラドスのダイジェット確定耐え
*ダイジェット1積みでアイアント抜き
構築のダイマックスエース。持ち物が被らずに単体のパワーが出る強運ピントレンズ型。先行時の圧力や崩し性能を高めるため火力を重視した調整。環境トップのドラパルトに対して、カビゴンと合わせることで大体の型に対応できる点が優秀。
強運ピントレンズ型は所詮5割の運ゲーではあるが、それを差し引いても不利相性を覆すレベルの超火力と壁構築や天然ピクシーへの簡易な対策になることは非常に強力であり、命の珠が余っていてもピントレンズを持たせる価値はあると感じた。
@オッカの実
呑気 鉄の棘
181(252)-114-201(252)-*-137(4)-22(S個体値0)
ジャイロボール ボディプレス 宿り木の種 守る
*ドリュウズに対するボディプレスの乱数を意識してB特化
トゲキッスが初手にドリュウズやジュラルドンといったポケモンと対面したときに引き先になる駒が欲しかったので採用した。技構成に関しては環境に呪いやダイバーンによる役割破壊が非常に多く、鉄壁が生きる試合が少ないと考え守るを優先した。
オッカの実を持たせることで突っ張れる対面が非常に多くなり、また鋼技の一貫がある構築が多く遂行力も十分にあるため対面性能もそこそこ高かった。
@2は最終日まで全く定まらず最終的にはカバやアーマーガア入りに強く出られる@ラム、対面操作と相性がいい初速がある高火力アタッカーである@スカーフを使用したがどちらもうまく選出に組み込めず微妙だった。
1ヶ月の期間で構築を完成させる難しさを思い知らされた。来期以降は最終日までに構築を完成させて上位に食い込めるように頑張りたい。
TNエミュー 最終53位
S12 最高最終2102 赤涙ヒトムグロス
コンセプト
・対面操作を駆使した攻め寄りのサイクルで制圧する
・メガ+襷ミミの対面選出でゴリ押す
個体紹介
メタグロス@石 意地
165(76)-216(252)-170-*-130-153(180)
アイへ 思念 アムハン バレット
前期と同じ調整で使用。後述するヒトムのボルチェンと合わせることで有利対面をつくり、持ち前の押しつけ性能を存分に発揮してくれた。バレットの縛り性能を落としたくなかったのでAは振り切った。
コケコに対して行動保証があるHAD型への変更も考えたが、対ミミッキュ性能の低下、そもそもコケコが試合序盤からZを切って突っ張ることが少なくボルチェンで様子見する場合が多いなど怪しい点が多くあったので変更を見送った。
ヒートロトム@ホノオZ 控えめ
151(204)-*-127-172(252)-127-113(52)
オバヒ ボルチェン めざ氷 どくどく
・C実値147EF補正込み+1状態の10万ボルトZ確定耐え
・恩返しDLポリ意識のB≧D
前期の反省を踏まえてスカーフではなく、小回りが効いて対面性能を確保できるホノオZでの採用。クッション性能と火力を両立するためのHCベースの配分。ミラーやABミミッキュに対して下からボルチェンできる方がうま味が大きいのでSラインはこの辺りで問題なかったと思う。 しかし火力ラインが曖昧なのと、物理耐久がもう少し欲しいと感じることが多かったのでその辺りは一考の余地がある
ホノオZとボルチェンの2択を相手に迫れるのが非常に強くこのポケモンだけで試合をコントロールできる展開も少なくなかった。
ゲッコウガ@珠 臆病
147-*-88(4)-155(252)-91-191(252)
冷B 悪波 めざ電 水手裏剣
カバ絡みを崩す駒。ヒトムにZを取られているので珠での採用。レヒレやギャラ入りにも強気に選出できるようにめざ電を搭載した。ヒトムのボルチェンとの相性はもちろんだが、グロスが受けやすい技に対して半減で繰り出せて無理やり切り返せる点もGOOD。
Z以外の持ち物でも十分性能を発揮でき改めて環境トップのポケモンであることを実感した。
ミミッキュ@襷 意地
131(4)-156(252)-100-*-125-148(252)
戯れ シャドクロ 影うち 剣舞
対面選出の要。詳しくは前期の記事推奨。スカーフを採用していないこの構築においてコケコを始めとする高速アタッカーをこのポケモンの剣舞影うち圏内に押し込めるかが重要である。
オニシズクモ@混乱実 意地
175(252)-126(196)-120(60)-*-152-62
アクブレ 飛びかかる ミラコ どくどく
・無振りリザyをアクブレ+バレットで縛れる
・特化リザxの逆鱗を確定耐え
対面選出では対処が厳しいリザガモスや雨パに対する切り返しが出来ることを評価して採用。似たような役割を持てるギャラドスとの違いはポリゴン2に強く出れる点と相手のメガギャラドスに後出しから切り返せる点。これらの役割を果たすためにどくどくと飛びかかるを搭載した。ねばねばネットはまく暇があるなら殴った方が強いと感じた。
ガブリアス@ドラゴンZ 陽気
183-182(252)-115-*-106(4)-169(252)
受けサイクルを崩す枠。ムドー入りに対して役割集中するために吠えるを採用した。ラッキーの電磁波無効やグライに上から嵌められない点もGOOD。見た目の電気の一貫切りと選出画面である程度炎を牽制できるのも偉い。+2ドラゴンZの指数はHB特化カバを上3つ切った高乱数で突破できる程度。
基本受けサイクルにしか出さない。たまにガルーラ入りやミラーに刺さることがあった。崩し枠として採用しないなら吠えるを身代わりに変えた方がいい。
結果
TN かそくガブ 最高最終2102
Qualia 最高2059 最終・。・;
スペシャルサンクス
ヒトムを貸してくれた東西南北
ゲッコウガを貸してくれたしゃるるくん
S11 最高2092 願望押しつけグロスランド
初めまして、かそくガブと申します。
結果は出ませんでしたがS11で使用した構築を公開したいと思います。初めて構築記事を書くので拙い部分も多いですが温かい目で読んでくださるとうれしいです。
コンセプト
・メタグロス+Zランドで受け駒を疲弊させて襷ミミッキュで詰める
・対面選出できつい相手に対してはサイクルを絡めて対処する
個体紹介
メタグロス@石 意地
165(76)-216(252)-170-*-130-153(180)
アイへ 思念 アムハン バレット
カバに対するフィールド補正込みの思念、ASミミッキュに対するバレットの乱数を妥協したくなかったのでAを振り切った。受け出し性能の高さと広い技範囲、追加効果による押しつけ性能は他のメガ枠にはない強みだと感じた。アイへを切って範囲を広げるメリットよりも、思念による命中不安、対ミミッキュ性能の低下、上振れを狙えなくなると言ったデメリットの方が多いので地面技の採用は見送った。
ゲッコウガがかなり重い構築なのでAとSを少し削って耐久に回した方が良かったかもしれない。
霊獣ランドロス@ヒコウZ 意地
173(60)-209(196)-111(4)-*-130(236)-112(4)
・HB特化カバを+2Zで確一
・C実値222凍える風を確定耐え
・C実値211めざ氷を最高乱数切って耐える
対面性能、初手性能を高めるために特殊耐久に大きく割いたZランドロス。岩石のおかげでミミッキュにも強く、浮いたポケモンの後出しにも対応できるヒコウZのおかげでかなり多くの場面でアドを稼ぐことができた。Sをほとんど振っていないのでレヒレに上から行動されやすいのがネック。
構築名に願望押しつけと書いている通り、一概に有利対面と言い切れない場面でも裏の受け駒の交代を読んで積極的に剣舞を選択する立ち回りをすることが多かった。
ミミッキュ@襷 意地
131(4)-156(252)-100-*-125-148(252)
じゃれ シャドクロ 影打ち 剣舞
この構築で最も強い勝ち筋であり基本的にこのポケモンを通すことを意識していた。削れたポケモンに死に出しして、+2影打ちで処理した後、襷を残した状態で裏のポケモンと対面させる動きが非常に強く数的不利をとられても捲れる試合が多かった。こちらがミミッキュしか残っておらず、相手のラス一にミミッキュが控えている可能性が高い場合は化けの皮をとっておく必要がある。
ヒートロトム@スカーフ 控えめ
125-*-127-172(252)-128(4)-138(252)
オバヒ ボルチェン めざ氷 トリック
相手のグロス軸(ヒトム入り以外)に刺す駒として採用。刺さる構築にはとことん刺さり、ボルチェンを押しているだけで相手を半壊させることができる。トリックは数値サイクルだけで無く、キンシで様子見をしてくるガルドや木の実コケコにも打つことがあった。
木の実やホノオZを持ったヒトムに弱いので、相手の構築にヒトムがいた時は選出を控えていた。ヒトムを採用していないグロス軸が多いと感じ採用したが全くそんなことはなく終盤はミラーマッチが多発してほとんど出せなかった。
カプ・レヒレ@眼鏡 控えめ
153(60)-*-136(4)-161(252)-151(4)-129(188)
波乗り ムンフォ ドロポン トリック
・A特化クチートのじゃれつくを最高乱数切って耐え
・C実値211ソラビ確定耐え
カバに強く他のポケモンとサイクルが回しやすいので採用した。ランドロスがZを持っているせいで2Z選出になりやすいのでそれを避けるために眼鏡を持たせた。最低限の耐久を確保し、サンダーや相手のレヒレを意識してSに回した。打ち合い性能が高く水技の通りがいいため使いやすかった。物理耐久があまり高くないのでバシャやリザxへの受け出しは控えた方がいい。
ポリゴン2@輝石 控えめ 特性ダウンロード
189(228)-*-126(124)-150(92)-116(4)-88(60)
放電 冷b 身代わり 再生
・181-112マンダを冷bで確一
・A実値216スキン補正込み恩返しを2耐え
・ステロ込みA実値191スキン補正込み恩返しを高乱数2耐え
・無振りカバの地震を身代わりが最高乱数切って耐え
・大体のカグヤ抜き
マンダのストッパーがミミッキュだけでは心許ないので採用した。最初は身代わり持ちではない型を使っていたがポリ2に対する高耐久鋼の後出しをケアできる構築ではないのでそれらに抗うため身代わり持ちで採用した。
Sに振って有利になる相手が思い浮かばなかったので耐久と火力に回してカバに対する詰め性能と最低限の対マンダ性能を確保した。カバやナットに合わせてダウンロードでCを上げて身代わりを残し、裏に放電で運ゲを仕掛けられるのが強かった。
結果
TN かそくガブ 最高2092 最終・。・;
ほとんど既存の並びと型で構成されていたので一点読みに屈することが多かったのと、ミラーが願望プレイの押し付け合いで全く安定しなかったのがきつかった
来期は21乗れるように頑張りたい